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2021 年度 研究成果報告書

緑内障視神経症における軸索流変化を捉える画期的な眼底イメージング

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22682
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関福井大学

研究代表者

稲谷 大  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40335245)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワード緑内障
研究成果の概要

我々は、独自に作成したYFP-Thy1-mitoトランスジェニックマウスを用いて、医療用の共焦点走査型ダイオードレーザー検眼鏡で、マウスの網膜の視神経に分布するミトコンドリアを無侵襲で観察することに成功した。マウスで緑内障を再現したところ、視神経内のミトコンドリアが視神経軸索内で、一様な状態を保ったまま、サイズが縮小し、数が減少することが示された。ミトコンドリアのサイズと数減少が先行したあとで、網膜神経節細胞が細胞死を起こすことがわかった。

自由記述の分野

緑内障

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、既存の医療機器を用いて、無侵襲で、網膜におけるミトコンドリアの分布を観察できた点に、学術的意義がある。眼球は透明な組織で構成されており、中枢神経組織である網膜における神経機能を光を用いて観察できるという点で大きなアドバンテージがあると言える。緑内障は日本人の失明原因のトップに位置する疾患であり、視神経が非可逆に障害される前段階の視神経の機能を明らかにすることで、緑内障の早期発見早期治療に役立てられる社会的意義がある。

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公開日: 2023-01-30  

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