研究課題/領域番号 |
19K22772
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
山中 龍也 京都府立医科大学, 医学部, 特任教授 (20323991)
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研究分担者 |
高島 康郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50621083)
田村 沙織 同志社女子大学, 看護学部, 助手 (50756210) [辞退]
川口 淳 佐賀大学, 医学部, 教授 (60389319)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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キーワード | がん患者 / 自律神経機能 / ケアプログラム |
研究実績の概要 |
緩和ケア病棟では、清潔のケアとして機械浴が行われている。機械浴のケアを生理学的・心理学的な指標を用いて検証した。機械浴前後での生理学的指標として腋下温、脈拍数、血圧、心拍変動のスペクタル解析から副交感神経、交感神経、自律神経機能の基礎活動指標の定量評価を実施した。また、ギャッジアップ40°の反応性自律神経活動も評価した。心理学的指標は状態・特性不安検査を使用した。生理学的指標については機械浴後に脈拍数のみ低下傾向を示し、機械浴の安全性が示唆された。心理学的指標については、状態不安が機械浴後に有意に低下した。また、実際の患者さんの言葉から患者さんへのリラックス効果を示唆する所見が得られた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナの影響もありがん患者の自律神経機能検査が十分に施行できていない。
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今後の研究の推進方策 |
in vitro, in vivoの研究を進展させ、化学療法による自律神経障害の基盤モデルを構築する。
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次年度使用額が生じた理由 |
in vitro, in vivoの実験が予定どうり進まなかったため、次年度使用額が生じたが、今後in vitro, in vivo実験のための試薬の購入を予定している。
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