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2020 年度 研究成果報告書

ゲーミフィケーションによる弱視治療の実証~弱視多発に悩むインドをフィールドとして

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22889
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分62:応用情報学およびその関連分野
研究機関電気通信大学

研究代表者

石垣 陽  電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 特任准教授 (50723350)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワード医療機器 / モノづくり / 途上国 / 感受性期間 / 斜視弱視
研究成果の概要

健眼からは映像がホワイトアウトされたままだが、弱視眼からは映像を見ることができる特殊なスマホ及びLCDプロジェクタを実現した。スマホのコア技術として、タッチパネルの円・楕円の偏光フィルタ特性を生かしたサングラスの開発に成功した。またプロジェクタのコア技術として、各色がP偏光及びS偏光の波長特性に依存しない特性のある無偏光ダイクロイックプリズムの制作に成功した。
弱視訓練ゲームをインストールした特殊LCDの試作品をインド側の協力者に提供し、小児弱視患者を中心に臨床試験を実施した。

自由記述の分野

情報工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ゲームで遊ぶことにより視覚野を効果的に刺激し短期間で弱視(amblyopia)を治療する世界初の実証に挑戦した。本研究で開発された特殊LCD技術により、新しいゲーム型治療装置の基礎技術が開拓され、視能学やスポーツビジョン、リハビリへ新しい応用展開が期待できる。臨床試験からは一定の効果が確かめられ、その結果は現在、学術論文として投稿中である。また、インドなど弱視患者の多い途上国での効果的な治療法の確立が期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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