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2020 年度 研究成果報告書

癌転移検査法としての in vivo リキッドバイオプシーの創成

研究課題

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研究課題/領域番号 19K22986
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛

研究代表者

石原 美弥  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 医用工学, 教授 (30505342)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
キーワード血球検査 / 微小流路 / 毛細血管 / 細動静脈 / 血中循環腫瘍細胞 / 顕微イメージング / スーパーコンティニューム光
研究成果の概要

簡便で非侵襲性を確保できるモダリティ、光と超音波を組み合わせた光音響法は、生体の光学特性と音響特性を同時に測定できる強みを生かせる点にある。これにより、末梢血管を対象とした光音響イメージングが可能となった。開発した光音響イメージング技術では、体表からの血管の3次元分布イメージングが取得できる。3次元血管ネットワーク画像から、空間的に特定した血管を選び、信号を解析することで、血管内の情報も取得できるようになった。画像取得時間を短縮化し、高い空間分解能で画像化すると、血管内のヘモグロビン単体を描出できた。これにより、血管内のヘモグロビンとがん細胞が識別できる可能性を示すことができた。

自由記述の分野

医用工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

採血検査に対して、新型コロナウィルス感染拡大、パンデミックを経験し、血液暴露のリスクを確実に回避することが以前よりも強く求められるようになった。本研究で開発した光音響イメージング法は、完全に非侵襲的な手段である。すなわち、血液暴露のリスクがない。加えて簡便に体表から血管ネットワークを可視化でき、可視化された血管ネットワークから、どの血管を対象にするか選択できることが特徴である。これまで検査時の採血部位は手技の観点から決まっていたが、光音響法であれば、イメージングされた血管であればどの血管も対象になるので、検査内容によって対象血管を選択できるようになる可能性もあり、学術的社会的意義は大きい。

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公開日: 2022-01-27  

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