研究課題/領域番号 |
19K23119
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0103:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
古手川 博一 京都外国語大学, 京都外国語大学ラテンアメリカ研究所, 客員研究員 (30852371)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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キーワード | アイデンティティ / 移民 / 考古遺産 / パブリック考古学 / シンボル化 / 情報共有 / デジタルツール |
研究成果の概要 |
異なる出身地を持つ移民で構成される集落では、アイデンティティの共有が難しく、それが原因となり各家庭や個人を結びつけて地域社会を発展させることを困難にしている。そこで、現在彼らが住んでいる土地に存在した古代文化の遺跡をシンボル化し、それを紐帯とした新たなアイデンティティの構築を促すことを目的として研究を実施した。その結果、戦略的には間違っていないが、その戦略が功を奏すにはさらに時間が必要であることが判明した。また、遺跡をシンボル化する過程において様々なデジタルツールの有効性が認められるが、対象地域によってはほとんど機能しないこともあり、それに変わるツールの模索が必要であることも明らかとなった。
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自由記述の分野 |
考古学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日のグローバル化された社会は、様々な出自を持つ異なるアイデンティティを持った人々の集まりであると理解できる。その様な多様化した構成員を持つ社会が効果的に発展を続けるためには、構成員の協力が必要であり、その際に共通したアイデンティティが各構成員の結びつきを強固にすることができると考えられる。そこで、その土地の考古遺産をシンボル化することによって、その社会の構成員が共有することができる新たなアイデンティティを構築することを目指し、そのためにパブリック考古学的手法を採用し具体的に実践した。結果、この戦略を継続することによる将来的な有効性を示すことができたが、幾つかの解決すべき課題も見つかった。
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