熱電素子の出力を蓄電するスーパーキャパシタをイオン液体を使用して作製した。活性炭とイオン液体を混合して、生分解性電極上に成膜し電極とした。作製したスーパーキャパシタの特性をサイクリックボルタンメトリーで評価した。掃引速度5mV/s-300mV/sで、電圧を0V-1.5V掃引して生じる電流を測定したところ、電気化学反応にともなうピークは見られず、スーパーキャパシタに1.5Vの電圧を印加できることが判明した。そこで、ガルバノスタティックチャージ・ディスチャージにより、容量を測定したところ、印加電流0.2 mA/cm2-2mA/cm2の範囲で、容量40mF-60mFを示すことが判明した。
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