BAの臨床的・病態生理的特性から亜型分類がされているが、病理学的特徴、臨床パターンあるいは治療に対する反応性など、強い相関は認められておらず、臨床的に有用な喘息の表現型分類が必要とされている。IOSは、喘息において炎症部位を特定できる臨床的に有用な検査法と考えられるが、今までの報告では、IOSは喘息コントロール状況の判定に有用とされるが、喘息におけるIOSは重要視されてこなかった。 本研究では、IOSを用いて喘息患者を炎症部位から3つの亜型に分類し、治療戦略として標的部位に応じて、粒子径に基づいたICSを選択することが可能となる可能性を示したことで、IOSの有用性を示すことができたと考える。
|