脊髄小脳変性症40症例と進行性非流暢性失語症6症例、年齢をマッチさせた健常者18症例から各種臨床指標やMRI画像とともに発話サンプルを取得し、音響解析ソフトウェアであるopenSMILEを用いて解析を行った。89個の発話特徴量を算出し、これらについて3群間で統計学的に検討した。その結果、openSMILEから算出される21個の発話特徴量で有意差を認め、進行性非流暢性失語症の発語失行では、脊髄小脳変性症の運動失調性構音障害に比べて、音の途切れが多く、途切れの長さに一貫性がなく、発話速度が遅いなどの特徴が明らかとなった。
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