本研究では保存期慢性腎臓病stage 3,4 の患者を対象とした、マグネシウム(Mg)及びAST120が冠動脈石灰化(CAC)進展抑制効果を有するかどうかを検証したランダム化比較試験の保存検体を用いて、baseline及び1年後のオステオプロテゲリン(OPG)、インドキシル硫酸(IS)、パラクレシル硫酸(PCS)を測定した。Mg群、AST120群とも1年後のOPG、IS、PCS濃度に有意な変化認めず、baselineのOPG、IS、PCS濃度によってMg群、AST120群の2年後のCACスコア変化が修飾されることもなかった。
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