研究成果の概要 |
既報の分化誘導プロトコールと比較し、より短期かつ高効率にiPS細胞を副腎髄質、傍神経節様細胞に分化誘導できるプロトコールを新たに確立した。新たな分化誘導法で作成したクロム親和性様細胞はinvitroにおいて未分化iPSと比較しMIBGを取り込む傾向にあることが確認できた。健常者iPSC、疾患iPSCをその手法を用いて分化させた細胞を免疫不全マウスの腎被膜下に移植した。移植3か月後に、移植細胞を評価したところ、両iPS細胞由来の細胞はCgA,TH,FOX2Bが陽性なクロム親和性細胞であると考えられた。疾患iPSC由来の移植片は健常者iPSCと比較し増大する傾向にあった。
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