研究成果の概要 |
近年,Netrin は多くのがん細胞に対して悪性度を亢進させることがわかり,治療のターゲットとして注目されている. まず,データベース解析から,メラノーマに発現するNetrin-1, -4の発現が高い患者の方が,生存率が低い傾向にあることがわかった.次にマウスメラノーマ細胞株B16を用いて実験を行なった.すると,Netrin-1, -4処理によりB16の生存細胞数は増加し,CyclinD2やCyclinD2の発現量も増加したことから,両Netrin共にメーラノーマの増殖を促進することが明らかとなった.また,Wound healing assayからB16細胞の移動を促進すると考えられた.
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