研究成果の概要 |
本研究の目的はICU看護師長であるCNSと集中治療専門医との連携がICU患者の在院日数に影響するかを検討することである。研究デザインは単一施設の後方視的コホート研究とし、ICU看護師長としてのCNSと集中治療専門医が協働し始める前後2年間の患者のICU在室日数の差を多変量回帰分析で分析した。データは電子カルテより患者の診断名、年齢、性別、予定・緊急入院、ICU滞在期間、ICUでの治療内容などを収集した。研究期間中に3,135人の患者がICUに入室し、連携前群1,471人、連携後群1,664人であった。看護師長であるCNSと集中治療専門医との連携は、ICU滞在期間の短縮と有意に関連していた。
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