研究課題/領域番号 |
19K24290
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 国際武道大学 |
研究代表者 |
川合 英介 国際武道大学, 体育学部, 助教 (10847924)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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キーワード | 水球 / 巻き足 / 圧力分布分析 / 動作分析 / 流体力 / 推進力 |
研究成果の概要 |
本研究プロジェクトは,優れた巻き足(立ち泳ぎ)技術を有する水球選手の特徴から,巻き足における推進力向上のための指導観点を導き出すことを目的とした.研究の結果,巻き足の技術差は,足部の流体力,圧力および角度に関するデータによって識別されることが明らかとなった(特に,平均推進力と第1趾周辺の圧力).巻き足のより良い推進(推進力向上)のためには,キック中の足部の傾きや移動方向を巧みにコントロールし,足底・足背間において大きな圧力差を生み出すことが重要である.
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自由記述の分野 |
スポーツ科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水中で身体を支持するための泳ぎである巻き足は,力発揮の媒体が水(流体)であり,その非定常性を考慮して推進力の分析をすることが困難であった.本研究では,近年,競泳(水泳)研究の中で発展してきている圧力分布分析法を巻き足に応用し,初めて両足部で発揮した推進力およびその生成メカニズムに関する知見を得た.また,選手の巻き足技術を識別(グルーピング)する変数として,体重で規格化した平均推進力が最も重要であることが明らかとなった.本研究の結果は,今後,巻き足の技術的な良し悪しを評価するための基礎として役立つと考えられる.
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