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2022 年度 実施状況報告書

心血管形成と代謝環境

研究課題

研究課題/領域番号 19K24689
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

中野 敦  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (10504368)

研究期間 (年度) 2021-03-12 – 2024-03-31
キーワード心臓発生 / 心筋リモデリング / 代謝 / マクロファージ / 造血 / 高血糖
研究実績の概要

本研究により、心臓のマクロファージの形成が代謝環境に影響されること、心臓のマクロファージが心臓弁形成に重要な役割を果たしていること、が明らかとなった。
本研究の成果は以下の学会・研究会で報告された。
劉ら、Blood Vessel Club オンライン 2022年 4月/Liu et al, Weinstein Meeting 2022 Marseilles, France 2022年 5月/Liu et al, International Society for Experimental Hematology, 51st Annual Scientific Meeting Edinburgh, Scotland 9月/Liu et al, Chilean Society of Physiology. La Serena, Chile 2022年 11月/劉ら、CVMW2022 心血管代謝週間(International Society for Heart Research)東京 2022年 12月/劉ら、第100回日本生理学会大会 京都 2022年 3月/Liu et al, Weinstein Meeting 2023 San Diego 2023年 5月
本研究の成果は、学術誌にArticleとして投稿され、目下リバイスの実験が進行中である。また、本研究から得られた知見はコメントとして、Developmental Cellに受理された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究の成果の一つは、心筋発生・代謝におけるマクロファージの役割・産生機序についての解析で、前述のようにこの成果はさまざまな学会・研究会で発表し、現在科学専門誌に投稿・リバイス中である。
もう一つの成果は、マクロファージを誘導する遺伝子改変マウスの作成である。マクロファージを欠損させるマウスはいくつか存在するが、我々のマウスはCre-loxPシステムを使用して任意の組織にマクロファージを誘導する点でユニークである。本マウスは昨年に完成し、その解析から、代謝環境によりマクロファージの性質を制御できる可能性が浮かび上がった。本研究は進行中であり、本年度中の学術誌投稿を目指したい。

今後の研究の推進方策

本年度は3年目(最終年)である。本年度中に一報学術誌に投稿したい。本研究はさまざまな方向に発展させられるものであり、今後はさらに研究を深めるため、目下研究費申請中である。また、本研究費で雇用している特任講師を研究者として独立させることが、人材育成面での今後数年の目標である。

次年度使用額が生じた理由

本研究はある面では予定より進んでいるが、scRNA-seqや空間トランスクリプトームを用いた解析に多少の遅れがある。scRNA-seqや空間トランスクリプトームはまだまだ高額であるため、全体としては研究費の使用に遅れが生じている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [国際共同研究] UCLA(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      UCLA
  • [学会・シンポジウム開催] The JIKEI Cardiovascular Research Symposium2023

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公開日: 2023-12-25  

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