研究課題/領域番号 |
19KK0141
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
柴 弘太 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 高分子・バイオ材料研究センター, 主幹研究員 (20638126)
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研究分担者 |
田村 亮 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 主幹研究員 (20636998)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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キーワード | 粘性係数 / マイクロ流路 / 流体力学 / 構造力学 / 流体―構造相互作用 |
研究成果の概要 |
本研究では、研究用途から産業用途まで幅広く用いられている質量分析装置に着目し、その小型化・モバイル化を通じた新規用途創出を実現するための技術開発に取り組んだ。既存の質量分析装置は、その動作原理から真空環境でのイオン化が必須であり、それゆえに装置の小型化は困難であった。本研究を実施する中で、大気環境下で測定対象の粘度を簡便に測定する手法の創出に成功した。類似の手法で分子量を測定することも可能であり、これらを組み合わせることで、将来的に既存の質量分析装置を代替するきわめて簡易な小型装置開発につながることが期待される。
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自由記述の分野 |
流体センシング
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまでモバイル化のように極端な小型設計が困難であった質量分析装置の小型化・低価格化に資するものである。そのサイズ・価格ゆえに従来の質量分析装置の利用は研究開発現場にとどまっていた。本成果をさらに発展させることで、一般消費者レベルでの手軽な利用までもが視野に入り、これによってヘルスケアや環境モニタリング、安全・安心につながる様々な新規用途が拓けると考えている。
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