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2023 年度 研究成果報告書

鳥類の鳴き声を題材としたロボット聴覚技術のマルチスケール行動生態観測への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19KK0260
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分61:人間情報学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

鈴木 麗璽  名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (20362296)

研究分担者 松林 志保  関西学院大学, 総合政策学部, 准教授 (60804804)
藤田 素子  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携研究員 (50456828)
小島 諒介  京都大学, 医学研究科, 講師 (70807651)
中臺 一博  東京工業大学, 工学院, 教授 (70436715)
研究期間 (年度) 2019-10-07 – 2024-03-31
キーワードロボット聴覚 / 鳥類の鳴き声 / マイクロホンアレイ / 行動生態観測 / 生態音響学 / 生成モデル / 人工生命
研究成果の概要

マイクアレイを用いて音を聞き分けるロボット聴覚技術を活用し時間・空間スケールの異なる鳥類生態の観測に革新的な貢献をもたらすことを目的とし,これを国内研究者,海外共同研究者と共に実践的に取り組んだ.コロナ禍による未曽有の危機にもかかわらず,マルチスケールを論点として,HARKBirdの拡張による遠隔共同録音調査,鳴き声再生実験における個体の詳細な空間的行動傾向や複数個体の行動傾向の抽出,野外テント内の個体間における雌雄に起因する社会的関係の抽出,セミとトリが創るサウンドスケープの抽出,生成AIによる生成・進化鳴き声が野生鳥類生態に及ぼす影響等を実現した.

自由記述の分野

人工生命

研究成果の学術的意義や社会的意義

マイクアレイの野外鳥類生態観測は以前から注目・期待されてきたが,ソフト・ハード両面の利用の難しさから,活用事例は限定的であった.一方,本課題で構築したハードは購入可能であり,ソフト面に関しても研究・調査に関してオープンであるため,今後の実社会での利活用に貢献しうると考えている.実際,国内外の生態観測に関する研究室での利用や,希少種等の観測手段としての検討等に発展している.得られた知見に関しても,音源定位技術による鳥類行動観測の事例と実際的な方法論をマルチスケールで総合的に提供した点において,高い学術的意義をもたらしたと考える.

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公開日: 2025-01-30  

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