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2021 年度 実施状況報告書

ハワイ語新聞を一次資料とする危機言語の復活とメディア利用に関する談話分析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19KK0302
研究機関早稲田大学

研究代表者

古川 敏明  早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授 (90609372)

研究期間 (年度) 2020 – 2022
キーワードハワイ語
研究実績の概要

前年度と同様,2021年度は8月からのアメリカ・ハワイ州への渡航および1年間の滞在に向けた準備を行った.感染症の状況等を考慮し,渡航を1年延期することになったが,基課題である若手研究(B)とそれを引き継ぐ基盤(C)のプロジェクトでハワイ語ラジオに関する相互行為研究を進めた.その成果の一部として論文集に分担執筆した拙稿が出版された.別の論文集の拙稿も最終校正を終えて印刷準備中であり,2022年度あるいは2023年度中に出版される.また,ラジオに加え,ハワイ語新聞を分析対象とする本研究の一環として,これまで国内で収集した資料に基づく新たな口頭発表の申し込みを行い,その後2022年6月の学会で発表が決定した.この口頭発表に基づく日本語と英語の論考を準備中である.さらに,ハワイ語文献を資料として用いた博士論文に関する読書会をWeb会議システムを利用して実施し,英語・クレオール・ポリネシア諸語を専門とする研究者たちと議論を行い,最新の研究状況について情報交換を行なった.以上のように,やむを得ない事情で渡航時期を変更せざるを得なかったが,2022年度8月の渡航に向け,新聞とラジオ番組に関する研究を発展的に展開していくことを目指して準備を継続した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

感染症の状況等を考慮し,2021年8月から渡米する予定を1年間延期したため.

今後の研究の推進方策

2022年8月からの渡米を計画し,ビザ取得済みである.2022年度末に本共同研究の延長申請を行い,2023年7月までハワイ州に滞在予定.その後,2023年度末に向けて研究成果のまとめを行う.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] ハンセン病治療のために来日したハワイ先住民-ハワイ語新聞を手がかりに-2022

    • 著者名/発表者名
      古川敏明
    • 学会等名
      日本移民学会
  • [図書] ハワイ語で話そう2021

    • 著者名/発表者名
      古川敏明・土肥麻衣子
    • 総ページ数
      155
    • 出版者
      白水社
    • ISBN
      9784560089033
  • [図書] モビリティとことばをめぐる挑戦-社会言語学の新たな「移動」-2021

    • 著者名/発表者名
      三宅和子・新井保裕(編著)
    • 総ページ数
      284
    • 出版者
      ひつじ書房
    • ISBN
      978-4-8234-1128-1

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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