自己組織化により作製されるハニカムスキャフォールドによる細胞の接着・増殖・分化制御は再生医療における重要な課題であり、本研究を通してハニカムスキャフォールドの構造・物性と細胞に与える影響について基礎的な知見を得た。また、金ナノ粒子を高分子微粒子表面に高密度に配列したナノコンポジット微粒子について、イムノアッセイのプローブとしての物性を確認した。これらの成果は医療に応用出来る工学技術の基礎的知見を確立するという意味で非常に重要であり、医療技術における社会要請に応えるものである。また、本研究過程で渡航先であるProf. Odaを東北大学のPIとして招聘できたことは国際共同研究の大きな成果と言える。
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