学力向上策の比較社会学的研究-公正と卓越性の確保の視点から

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20243037
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教育社会学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 志水 宏吉 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (40196514)
• 研究分担者: 米川 英樹 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50116133) ; 大前 敦巳 上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (50262481) ; 林嵜 和彦 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (10410531) ; 山田 哲也 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 准教授 (10375214) ; 森田 英嗣 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (50200415) ; 新保 真紀子 神戸親和女子大学, 発達教育学部, 准教授 (30411937) ; 葛上 秀文 鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (40304563) ; 若槻 健 甲子園大学, 総合教育研究機構, 講師 (40421276) ; 芝山 明義 鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (10243742) ; 高田 一宏 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 准教授 (80273564) ; 鈴木 勇 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 助教 (90452383) ; 堀家 由妃代 佛教大学, 教育学部, 講師 (80411833) ; 川口 俊明 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (20551782)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 学力政策 / 国際比較 / 公正 / 卓越性 / PISA

研究概要

国際的には2000年度からのPISA調査の実施、国内的には2007年からの全国学力テストの実施を起点とする「学力新時代」における、国内外の学力向上策の特徴とそれらの効果及び課題について、教育社会学的視点からのアプローチを試みた。選択・競争・アカウンタビリティ等をキーワードとする新自由主義的教育改革の流れが主流となるなかで、対象となった8つの国ではいずれも学力格差是正のための施策が積極的にとられていた。他方日本国内では、全国テストの結果のいかんによって、その点における施策の強調点には大きな濃淡があった。

研究成果

• [学会発表] 社会関係資本と学力-「つながり格差」仮説の再検討- (2010)
  • 著者名/発表者名: 高田一宏、鈴木勇、知念渉、中村瑛仁、志水宏吉、古田美貴、岡邑衛、薮田直子
  • 学会等名: 日本教育社会学会第62回大会
  • 発表場所: 関西大学
  • 年月日: 2010-09-19
• [学会発表] 学力政策の比較社会学(その2)-全国学力テストは都道府県に何をもたらしたか (2010)
  • 著者名/発表者名: 志水宏吉、芝山明義、葛上秀文、若槻健、盛満弥生、前馬優策、新谷龍太朗、末岡加奈子
  • 学会等名: 日本教育社会学会第62回大会
  • 発表場所: 関西大学
  • 年月日: 2010-09-18
• [学会発表] 日独比較からみた教育政策の特質-PISAショック後の学力向上と平等性の行方- (2010)
  • 著者名/発表者名: 石原陽子、中山あおい、山根絵美、森田英嗣
  • 学会等名: 日本教育社会学会第62回大会
  • 発表場所: 関西大学
  • 年月日: 2010-09-18
• [学会発表] スコットランドにおける学力向上策 (2010)
  • 著者名/発表者名: 林嵜和彦、前馬優策
  • 学会等名: 日本教育経営学会第50回大会
  • 発表場所: 静岡大学
  • 年月日: 2010-06-05
• [学会発表] 学力政策の比較社会学(その1)～全国学力テストを都道府県はどう受け止めたか (2009)
  • 著者名/発表者名: 志水宏吉、山田哲也、鈴木勇、石原陽子、前馬優策、知念渉、中村瑛人、古田美貴
  • 学会等名: 日本教育社会学会第61回大会
  • 発表場所: 早稲田大学
  • 年月日: 2009-09-12
• [備考] ホームページ等
• [備考] 大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室HP
  • URL: http://kyokei.hus.osaka-u.ac.jp/