研究概要 |
この研究は,Kahler-Ricci solitonに関する以下の課題に取り組み,その解決をはかることを目指す (1)二木-小野-Wang がtoric 幾何の立場から佐々木多様体に関連した結果として得たものを,もう少し広い枠組み,すなわちKahler-Ricci solitonをもつFano多様体に関する結果として再構成する (2)Donaldson-Tian-Yau予想を考察するとともに,AdS/CFT 対応についての種々の予想を考察する (3)複素射影平面の3点blowing-up上のKahler-Einstein計量や,2点blowing-up上のKahler-Ricci solitonのexplicitな表示を求めたい このうち(1) については,研究代表者および研究分担者である中川(金沢大)が研究チームを作って解決にあたり,(2)については,研究代表者および平成22年度まで研究分担者であった後藤(阪大)が研究チームを作って解決にあたり,(3)については,研究代表者と研究分担者の佐々木(神戸大)および長谷川(新潟大)研究チームを作って解決にあたる計画である
|