研究概要 |
本研究開発は以下の三つの研究を行うことを目的とする. (1)機密性保証に適したストリーム暗号の安全性解析 (2)完全性保証に適したハッシュ関数の安全性解析 (3)大量の情報を扱うための効率的な認証・秘匿機能付データ構造の設計と評価 上記(1)では,現在進行中のストリーム暗号の選定プロジェクトやRC4などの普及型ストリーム暗号を対象とし,安全・安心なストリーム暗号の構築を研究する.(2)では,標準ブロック暗号AESを利用したハッシュ関数や,現在NISTが利用を推奨しているSHA-2族のハッシュ関数を対象として,それらの構成法の妥当性および安全性を研究する.(3)では大量の情報を扱うための効率的な認証・秘匿機能付データ構造を設計し,(1)及び(2)で行った成果を要素技術として利用し,安全性と効率の観点から性能を評価する.
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