研究課題/領域番号 |
20300154
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
高谷 節雄 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (40154786)
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連携研究者 |
進士 忠彦 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授
冨永 隆治 九州大学, 医学部・心臓血管外科, 教授
佐野 俊二 岡山大学, 医学部・心臓血管外科, 教授
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研究協力者 |
鵜垣 伸也 岡山大学, 医学部心・臓血管外科, 助教
本庄 修身 米国トロント子供病院, 医員
小林 真理子 米国クリーブランドクリニック, フェロー
安東 勇介 九州大学, 医学部・心臓血管外科, 医員
北尾 貴史 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 博士課程4年
横山 直幸 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 博士課程3年
迫田 大輔 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, ポストドク
長岡 英気 東京医科歯科大学, 医学部・心臓血管外科, 助教
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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キーワード | 小児心疾患 / 遠心血液ポンプ / 人工心肺 / 左心補助循環 / 心臓移植 / 生体適合性 |
研究概要 |
幼児から小児心疾患治療のための機械的循環補助システムとして、充填血液量5mlのディスポ式、小型遠心血液ポンプTinyPumpを試作し、ポンプ性能、耐久性並びに生体適合性について評価した。TinyPumpは、6枚羽を有する直径30mmのインペラーの中心部を流体軸受けで支持し、径方向の磁気カプリングで駆動した。体重3Kgの新生児豚を用い、2時間の人工心肺実験を行った結果、血液希釈、炎症反応等に関して、優れた結果が得られた。体重10Kgの芝ヤギを用いた左心補助循環実験では、回転数毎分3000、平均ポンプ流量毎分1.0リッターの状態で、3頭において30日間、安全・有効な循環補助が可能であった。TinyPumpは、幼児から小児の循環補助ポンプとして有用であることが示唆された。
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