研究概要 |
変圧器やモータなどの電気機器鉄芯を構成する主な磁性材料である電磁鋼板の磁気特性評価に使用される単板磁気特性試験法において,磁界の強さの測定にHコイル法を適用する試験法が我国で提案されている.本研究では,その試験法の国際規格化を念頭に,測定精度に影響を与える諸因子を検討した.その結果,測定精度の確保のためには,ヨーク端面の平坦度を向上させることが重要であることを明らかにした.特に,国際規格で推奨されている500 mm幅試料用の試験法では,ヨーク端面の平坦度が測定精度の与える影響は顕著である.
|