研究概要 |
初年度は室内で対象臭気と無臭空気を混合して被験者に臭気を嗅がせる装置(オルファクトメーター)を作成した。オルファクトメーターにはGC/MS計測のためのポートも設置してあり,官能検査の事前に対象空気の安全性を化学測定によって確認ができる。二年目は初年度に開発した室内臭気オルファクトメーターを用いて建材から発生する知覚空気汚染物質の放散量を算定するためのスモールチャンバーシステムの開発を行った。最終年度では,これらオルファクトメーター,小型チャンバーを用いて建材などからの臭気を評価する際に用いる参照ガス提示ユニットを作成し,一連の知覚空気質評価システムを完成させた。
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