研究課題
基盤研究(B)
りんごや桜の害虫として知られているヒメシロモンドクガ(Orgyiathyellina)は、幼虫期の日長条件により、翅サイズや幼虫体色、繭色、卵休眠、卵サイズ、卵色、卵殻の厚さ、産卵数などに季節的多型を持つ昆虫である。我々は、このドクガの卵休眠は、カイコの卵休眠を誘導することで知られているFXPRLアミド族神経ペプチド(FXPRLa)に属する休眠ホルモン(DH)により誘導されることを明らかにし、さらにDHは休眠だけでなく卵のさまざまな多型誘導に関わっていることを明らかにした。これらの結果より、FXPRLaは生活史トレードオフ戦略の一端を担っており、さらに、卵休眠誘導におけるペプチド作用は、FXPRLa受容体のレベルでカイコとは異なる進化過程を経ていることが推測された。
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