研究課題
基盤研究(B)
東アジアで急増する難治がんの膵がん予防に資するエビデンスを得るために、日本人集団を対象とした遺伝子環境交互作用を同定するための症例対照研究を行った。その結果、(1)葉酸の代謝活性能を規定するMTHFRの遺伝子多型は、飲酒による膵がん発症リスクと交互作用があること、(2)アルコール脱水素酵素およびアセトアルデヒド脱水素酵素の活性能を規定するADH1BおよびALDH2の遺伝子多型は、飲酒による膵がん発症リスクと交互作用のあること、を見出した。また、(3)ABO血液型を規定する遺伝子多型は、日本人の膵がん発症リスクと関連していたことを見出した。さらにコホート研究により(4)B型肝炎ウイルスの持続感染が肝内胆管癌のリスク因子であることを明らかにした。
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