研究概要 |
がん対策基本法の制定によって, 国ぐるみでがん対策が行われている.しかし, がん治療のために行われるリンパ節郭清により, リンパ浮腫の副作用が出現しているのも事実であり, これによりがんサバイバーはQOLの低下を余儀なくされているところがある.そのため本研究はリンパ浮腫治療・ケアの質を向上させるために教育・研究・診療の3側面からリンパ浮腫について, 検討することである.教育面ではリンパ浮腫治療・ケア専門家の養成および専門家のために東北リンパ浮腫治療研究会を立ち上げ, ネットワークを構築した.研究面ではリンパ浮腫を超音波診断装置による正確に進行度を分類する方法を確立した.また治療面では予防教室を実施し, その評価を行った.
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