研究課題/領域番号 |
20402053
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
溝上 智恵子 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (40283030)
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研究分担者 |
清水 一彦 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20167448)
歳森 敦 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 准教授 (80222149)
池内 淳 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 准教授 (80338607)
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キーワード | 教育学 / 学習支援 / 高等教育 / アメリカ:ポルトガル / 国際情報交換 / 大学図書館 |
研究概要 |
本研究は、大学教育の実質化を進展させるための学習支援サービス・モデルの構築を行う研究である。具体的には、大学生の主体的学習を促進させる実空間「ラーニング・コモンズ」(Learning Commons:以下LCと略す)のあるべき姿と運営方法について具体案を提示するものである。 本研究は、大学教育の実質化を進展させるための学習支援サービス・モデルの構築を多様な形態で展開しつつある海外のLCの現状を明らかにするため、平成20年度はアメリカとポルトガルにおいてフィールド調査を実施した。LCの施設・設備構成や、そこで学ぶ学生の学習活動実態について検討した。さらに、LCを支えるスタッフの教育訓練システムを明らかにするため、文献調査を行った。これらの学習支援活動の背景になっている大衆化時代の学部教育における学習支援サービス機能の高度化にも焦点をあてて、広い視点からLCを分析した。 具体的には、平成20年度は、連携研究者や研究協力者とともに、前年度から開始した文献/WEB調査をもとに、先導的なサービス展開を行っているアメリカの複数の大学におけるLCを基盤にした学習活動実態を把握した。具体的には、ジョージア工科大学、エモリー大学、ノースカロライナ大学シャーロット校、ベルモント・アビー大学及びテネシー大学ノックスビル校他を訪問調査した。 さらに、平成22(2010)年のヨーロッパ高等教育圏成立をめざして、大きく変貌を遂げつつあるヨーロッパの高等教育分野における学習支援サービス策の情報収集を行った。とくに平成20年度は、ポルトガルを対象に大学図書館の学習支援機能を検証した。 これらの研究成果の一部について、日本国内で発表を行った。
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