• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

媒介変数を含む多項式系を解く実用的アルゴリズムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20500013
研究機関神戸大学

研究代表者

鈴木 晃  神戸大学, 情報管理室, 助教 (50330519)

キーワードアルゴリズム / 媒介変数 / グレブナー基底 / 代数学
研究概要

媒介変数を伴うグレブナー基底計算の実装に対して、改良や多くのプラットフォームへの移植及びそれらの国際会議や国内研究集会での研究発表などを行なった。今年度は媒介変数を含む多項式系に対する実用的アルゴリズムに対する基礎的な研究の段階にある。
CGS及びCGBはいずれも媒介変数を伴うグレブナー基底の一種であり、これまではCGBを得るためにはCGSの計算を経由する必要があったが、CGSを経由せずにCGBを直接計算するアルゴリズムを新たに開発し研究発表を行った。現在、研究結果をまとあた論文を投稿中である。一方で、多くのプラットフォームでの動作についての実装の検証について、特にスマートフォンなどを中心とした少ない計算資源しか持たないデバイスでの事例について、研究発表を行なった。より具体的にはiPhone OS, Symbian OS上のJava ME CLDC MIDP環境.Windows Mobile上のJava CDC環境でのデモ動画などめ公開も行なった。
また、媒介変数を伴うグレブナー基底のバリエーションとその応用についても共同研究者と共に研究を進めた。多項式環の商環に於ける逆元計算や数独に対する研究が発表された。
一方で、グレブナー基底計算のより効率的な計算と、同時により多くのプラットフォームで計算可能とするための研究も進展しつつある。S多項式や単項簡約を用いずにグレブナー基底を計算するための研究については進展中であるが、既に国内研究集会では研究発表を開始している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] パラメーターを含む多項式剰余環における逆元の計算について2008

    • 著者名/発表者名
      佐藤洋祐, 向田康平, 井上秀太郎, 鈴木晃
    • 雑誌名

      数式処理Bulletin of JSSAC (2008) 15-2

      ページ: 132-134

  • [学会発表] Implementation of CGS on small devices2008

    • 著者名/発表者名
      Akira Suzuki
    • 学会等名
      Applications for Computer Algebra 2008
    • 発表場所
      Linz (オーストリア)
    • 年月日
      2008-07-29
  • [学会発表] Boolean Groebner Bases and Sudoku2008

    • 著者名/発表者名
      Y. Sato, A. Suzuki, S. Inoue, K. Nabeshima
    • 学会等名
      Applications for Computer Algebra 2008
    • 発表場所
      Linz (オーストリア)
    • 年月日
      2008-07-27
  • [学会発表] Computation of Inverses in Residue Class Rings with Parameters2008

    • 著者名/発表者名
      S. Inoue, K. Mukaida, A. Suzuki, Y. Sato
    • 学会等名
      ISSAC 2008 (Poster)
    • 発表場所
      Linz (オーストリア)
    • 年月日
      2008-07-22

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi