CBF2が網膜内で転写抑制因子として機能し、CBF1、GH6、SOHo1、ephrin-A5を負にEphA3を正に制御していることが明らかにした。GH6とSOHo1がCBF2の発現を抑制することも判明した。またCBF1の場合と異なり、CBF2にはBMPシグナルを阻害する活性がないことも明らかにした。さらに眼胞前側のFgfシグナルと後側のWntシグナルによって、CBF1とCBF2の領域特異的発現が決定されていることも明らかにした。以上の結果とこれまでの研究成果を合わせて、網膜内領域特異化の遺伝子カスケードの全容を解明することに成功した。
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