研究概要 |
本研究の目的は,障害児における運動動作と周囲のコミュニケーションに関してバイオメカニクス学的に検討することであった.対象は自閉症15名とダウン症8名とした.運動種目は立ち幅跳びとし,指導者による集団指導を行って指導前,指導終了直後,指導終了1年後での身体関節角度を計測した.自閉症児・者とダウン症児・者は指導前にはそれぞれ特徴的な立ち幅跳び動作がみられた.また,指導によっていったん学習された動作は、児童期と青年期の障害児においても1年後で維持されていた.障害児の運動特性を知り,その特徴をとらえた上で指導を行っていくべきであると考えられた
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