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2010 年度 実績報告書

社会的・物理的環境が乳幼児の食行動に与える影響:食育のための実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20509006
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

上野 有理  滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (50422374)

キーワード食行動 / 乳幼児 / 発達
研究概要

平成22年度はおもに、テレビの放映が幼児の食行動に与える影響を検証した。食事は日々繰り返されるものであるがゆえ、多くの養育者にとって、どのような食事場面をもつかは日々の重要な課題となる。申請者の実施した、離乳期の子どもをもつ母親への質問紙調査からも、「どのような社会的・物理的環境のもとでなら、子どもはよく食べてくれるのか」という点に、多くの関心が寄せられていた。しかしこの点に関する実証的研究はほとんどない。
本研究では、テレビを設置した実験室内で、被験児に食物(ランチプレート)を30分間自由に食べてもらった。その後、摂食量を測定したほか、表情カード(嬉しい・悲しい)をもちいて食事にたいする感想をたずねた。同じ被験児にたいして、食事中にテレビ放映がある条件とない条件の2回観察をおこない、摂食量や嬉しい度を条件間で比較した。被験児は2~6歳齢だった。食事中にテレビを放映した場合としない場合では、放映した場合に摂食量が少なく、食事にたいする嬉しい度が低い傾向があった。テレビ放映がある場合に食事への嬉しい度が低かった原因の1つとして、テレビ放映に夢中で食べられず満腹感が低いことが考えられる。しかし、摂食量が少ないと嬉しい度が低いとも限らなかったため、食事にたいして感じる嬉しい度には、満腹感とは別の要因が少なからず作用すると考えられた。これらの結果は、幼少期においても、子どもの食事環境に配慮する必要性を示す。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 食をめぐる人間の親子関係:他の霊長類との比較からみえること2010

    • 著者名/発表者名
      上野有理
    • 雑誌名

      心理学評論

      巻: 53 ページ: 394-404

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-16  

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