レジームシフトを考慮した最適投資戦略に関する研究

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20510126
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会システム工学・安全システム
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 牧本 直樹 筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (90242263)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 投資戦略 / 最適化 / ポートフォリオ / レジームシフト

研究概要

金融経済環境の変化をレジームシフトとしてモデル化し,将来的なレジームの変化を織り込んだ最適投資戦略をいくつかの状況設定に対して導出した.また,モデルパラメータが最適投資戦略に与える影響など最適投資戦略の性質を分析した.さらに,実データを用いて実際のレジームの変化を推定したり,現実の投資行動と比較することで,レジームシフトを考慮することが現実の投資行動をより適切に説明し,また投資実務においても有用であることを明らかにした.

研究成果

• [雑誌論文] Dynamic investment strategy for factor portfolios with regime switches (2011)
  • 著者名/発表者名: 小松高広・牧本直樹
  • 雑誌名: 京都大学数理解析研究所講究録
• [雑誌論文] 株式ポートフォリオにおけるファクター間相関と裾指数 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小松高広・牧本直樹
  • 雑誌名: 統計数理研究所共同研究リポート Vol.246 ページ: 80-94
• [雑誌論文] Optimal time to invest under uncertainty with a scale change (2008)
  • 著者名/発表者名: 小松高広
  • 雑誌名: Journal of the Operations Research Society of Japan Vol.51 ページ: 225-240
  • 査読あり
• [雑誌論文] Optimal mortgage refinancing with regime switches (2008)
  • 著者名/発表者名: 小松高広・牧本直樹
  • 雑誌名: Asia-Pacific Financial Markets Vol.15 ページ: 47-65
  • 査読あり
• [学会発表] 条件付き相関について (2010)
  • 著者名/発表者名: 牧本直樹
  • 学会等名: 極値理論の工学への応用
  • 発表場所: 統計数理研究所
  • 年月日: 20101203-20101204
• [学会発表] Optimal investment with direct preference for wealth, higher borrowing rate, and regime switches (2009)
  • 著者名/発表者名: Toshio Kimura, Naoki Makimoto
  • 学会等名: 日本ファイナンス学会
  • 発表場所: 青山学院大学
  • 年月日: 20090509-20090510
• [学会発表] Optimal execution strategy with stochastic liquidity and recursive market impact (2009)
  • 著者名/発表者名: 牧本直樹
  • 学会等名: ファイナンスのための数理ワークショップ
  • 発表場所: 早稲田大学
  • 年月日: 2009-09-25
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp/professor/makimoto.html