研究概要 |
ラットやマウスなどの動物実験の代替方法としてヒト肺胞基底上皮細胞A549による火災ガスの毒性評価方法を確立した.火災ガスの毒性評価システムは,火災ガス収集装置,暴露実験装置,毒性評価装置から構成される.ABS樹脂実験では,初期細胞数3×10^5cells/mlから5%CO_2環境下では3日後に3×10^6cells/mlに増加し,生存率は95%であった.空気環境下では3日後に1×10^6cells/mlに増加し,生存率は90%であった.火災ガス環境下では3日後に5×10^4cells/mlに減少し,生存率は20%になった.
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