研究課題
基盤研究(C)
本研究では、20世紀のタイ国東北部(東北タイ)で急速な水田拡大行われている間に生じた、住民の生存戦略や農業技術の変化の実態解明を目指した。その結果、天水田の面積が拡大する一方で、政府の奨励や人の移住によって伝統的灌漑技術の拡散・普及が起きたこと、水田拡大は地域全体として耕作条件の悪化を招かなかったこと、水稲作以外の多様な食糧源に依拠してきた農民が、水稲作付面積を拡大させることによって自らが生産するコメのみを主食とするに至ったことなどが示された。
すべて 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) 図書 (2件) 備考 (1件)
Kyoto Working Papers on Area Studies No 64 (G-COESeries 62)
アジア遊学 113
ページ: 162-167
東南アジア研究 46(4)
Paddy and Water Environment. 7(1)
ページ: 17-25
http://soklek.sakura.ne.jp