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2008 年度 実績報告書

近代東北の西洋文化受容と国際交流ー津軽のメソジスト派宣教活動を中心にー

研究課題

研究課題/領域番号 20520590
研究機関秋田看護福祉大学

研究代表者

北原 かな子  秋田看護福祉大学, 看護福祉学部, 教授 (80405943)

キーワード宣教師 / キリスト教 / 西洋文化受容 / 異文化交流
研究概要

本研究は、日本の近代化の過程において、東北地方がどのように西洋文化と向き合ったのかという問題を、宣教師の活動を中心に考察していこうとするものである。本年度の研究活動は、前回の科学研究費補助金によって入手した資料解読、およびその考察に主眼をおいた。
具体的には、明治期に日本で活躍したメソジスト派の宣教師および婦人宣教師に関連するマイクロフィルムの解読を進めるため、画像処理能力を補強したパソコンを用意し、本研究内容に関連する資料を収集している。
特に本研究の主眼である、津軽地方におけるメソジスト派の活動については、キーパーソンであるジョン・イングの資料解読をさらに進めると同時に、彼らが日本に滞在していた当時の、外国人たちを巡る動向を知る一環として、同時期に刊行されたジャパン・ウイークリー・メイルについても、調査をすすめている。こうした視点は、これまで、日本側の資料に偏りがちであった、地方における文明開化期の外国人たちの活動の実情を明らかにするものであり、特に東北地方における近代黎明期の姿を明らかにすることにつながるものと考えている。
また、宣教師ではないが、やはり津軽地方の近代化に尽力した人物である、アーサー・コリンズ・マックレーの著書についても注目しており、その執筆の背景を考察するために、やはりジャパン・ウイークリー・メイルの中の関連資料調査を進めている。これも、比較的早い時期のジャパノロジストの姿を明らかにすることにつながると考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 図書 (1件)

  • [図書] ハンナ・ジョイ・サワダ、北原かな子編訳『日本語と英語で読む津軽学入門』2009

    • 著者名/発表者名
      北原かな子(共編訳書)
    • 総ページ数
      239
    • 出版者
      弘前大学出版会

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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