研究課題
基盤研究(C)
近代以降の山村開発史がもった意味を、熊本県五木村を事例に、(1)五木銅山、(2)水力発電、(3)製炭業、(4)ダム建設計画に絞って分析した結果、従来の開発は山村自身の生活向上に寄与するところが大きかったが、戦後のダム建設計画は、山村社会を水に沈めなければならない計画である点で、住民には希望のない開発手法であることが明らかになった。今後は、山村の自律性を確保できる開発行為が求められることを結論として得た。
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国立歴史民俗博物館研究報告 (掲載決定通知受領済み、掲載号未定)