研究課題
基盤研究(C)
相談行動と子ども虐待のない福祉コミュニティの形成に果たす要保護児童対策地域協議会(要対協)の機能と役割について、高校生、成人及び児童相談所、政令市区を対象に調査し、以下の結果を得た。高校生は、地域への帰属感が希薄で、不安を抱えていても相談しない割合が高率であった。要対協の機能は、人口規模、経過年数に左右されず実務者会議の開催頻度との関連が認められた。設置後、関係機関の連携はすすんだが、子ども虐待の早期発見にはつながりにくい地域の課題が明らかになった。
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子どもの虐待とネグレクト 第10巻1号
ページ: 54-65