デンマークは若者の失業率を1990年代以降、劇的に低下させることに成功したことが注目されている。国家目標として2015年までに中等教育修了者を95%に到達させること(現在80%程度)、および大学以上の上級学校の修了者を50%とすることを掲げて成果を上げている。その背景にあるひとつの要因として2004年に2種類のガイダンスセンターを設置し、学校のキャリア教育・ガイダンスと義務教育終了後のガイダンスを結合させたことがある。また、複線型教育制度ながら、ルートの変更も比較的自由であり、ゆっくりと育てていく社会風土が背景にあることも重要である。
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