研究課題
基盤研究(C)
(1)ガロア理論の同値性。一般微分ガロア理論には、Malgrange 理論(2001)と研究代表者によるもの(1996)がある。 前者は幾何学的であり、後者は代数的である。 代数的にジェット空間のなす Lie groupoid を構成することにいより、 両者が同値の理論であることを示した。(2)差分ガロア理論の提唱とその力学系への応用。差分方程式の一般ガロア理論を構成した。それを閉リーマン面上の離散力学系に応用して、閉リーマン面上の力学系でガロア群が有限次元であるものを決定した。 それらの力学系のガロア群は可解であるので、閉リーマン面上の離散力学系で可積分なものを決定したと言ってもよい。(3)ガロア理論の量子化。研究代表者の学生であった F. Heiderich は我々の一般ガロア理論が微分方程式や差分方程式のみならず、 一般の Hopf 代数の作用に関する関数方程式にまで拡張できることを発見した。この理論を具体的に意味付ける研究を開始し、成果を上げ始めている。
すべて 2012 2011 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (8件) 図書 (1件)
Polish Acad, Sci.
ページ: 263-293
Mathematics in computer Science
巻: 4 ページ: 151-167
Fund. Math
巻: 208 ページ: 35-56
Ann. Inst Fourier (Grenoble)
巻: 59 ページ: 2733-2771
Asterisque
巻: 223 ページ: 441-452
Topological structures of 3-laminations, Comform. Geom. Dyn.
巻: 13 ページ: 6-75
Pinching semicomjugacies. Ergodic theory Dynam. Systems
巻: 29 ページ: 2, 579-612
C. R. Math. Acad. Sci. Paris
巻: 346 ページ: 21-22,1155-1158