結合振動子の位相分布を記述するFokker-Planck方程式を非対称な自然振動数分布の下で考察し、自明分布からの分岐がHopf分岐であることを示した。領域境界と交わる界面を有する定常解の安定性が、その境界部分における曲率とLaplace作用素に関するこの領域のSteklov固有値の大小関係で判定できることを示した。微分非線形シュレデインガー方程式の周期進行波解の大域分岐構造を明らかにし、安定な枝を決定した。3成分反応拡散系におけるTuring不安定化の理論的な基礎を構築した。安定な系における不安定な部分系の存在と不安定部分系の相対的拡散係数が小さいことがTuring不安定化の本質であることを示し、部分系の不安定性のタイプによって2種類の不安定モードが出現することを示した
|