研究課題
基盤研究(C)
本研究では,強磁性強誘電体の創出を目指して,不斉炭素を導入した四つの新規キラル一次元ロジウム(I)-セミキノナト錯体1から4を開発した.錯体1と2では,鎖内で隣接する分子がトリプレットダイマーを形成し,200K付近でダイマー間での磁気的相互作用が反強磁性的から強磁性的へと変化するとともに,交流磁化率において8K以下の低温で2段階の磁気異常を示すことを明らかにした.
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