研究課題
基盤研究(C)
層状ペロブスカイト型スズ酸バリウムBa_<n+1>Sn_nO_<3n+1>(n=自然数)を対象として、カチオン置換により電気伝導性を有する固溶体の合成を試み、緻密化したセラミックスの高温熱電特性評価から熱電材料としての可能性を調べた。Ba_2SnO_4(n=1)及びBa_3Sn_2O7(n=2)については、Ba、SnをそれぞれLa、Sbで一部置換した固溶体を作製したが、いずれも絶縁体であった。BaSnO_3(n=∞)については、N型のBa_<1-x>La_xSnO_3セラミックスがx=0.005、1073Kで出力因子4.3×10^<-4>Wm^<-1>K^<-2>、無次元性能指数ZT =0.098の比較的高い値を示すことを見出した。素子化に必要とされるP型のBaSn_<1-x>Co_xO_3セラミックスについても出力因子を明らかにした。
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Journal of the Japan Society of Powder and Powder Metallurgy Vol.58, No.3
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Materials Science and Engineering B Vol.173
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