研究課題
基盤研究(C)
高分子ネットワークの架橋構造を制御し、本来は均質な特性と構造が特徴の高分子ゲルに異方的な特性を与えることを目的とした。配向方向を制御するために設計・合成した重合反応および光二量化反応を示すアゾベンゼン架橋剤は高分子中で光配向し、重合あるいは光二量化により高分子ネットワークに固定でき、配向性も保持できる事を明らかとした。しかし、マクロ物性である膨潤挙動への架橋剤の配向性の反映はわずかであり、高分子ネットワークの膨潤による乱れの影響が強いことがわかった。
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