研究概要 |
水稲品種台中65号を遺伝的背景とするBPH25とBPH26(bρh20(t)と命h21(t)より改名)に関するNIL群を育成して公表した.さらに,これらのトビイロウンカ抵抗性遺伝子BPH25とB醒26に関する国際判別NIL群(B6Fn世代: T65を遺伝的背景)を供試し,個体別抗生作用検定法により2006年採集アジア地域トビイロウンカ個体群の上記抵抗性遺伝子に対する加害性を検証した.その結果,ミンダナオ島採集個体群を除いたすべてのアジア地域BPH個体群に対してB朋25は感受性であり,アジア地域BPH個体群の半数に対してBPH26も感受性であった.一方, BPH25とBPH26の集積系統(PYL)は,ベトナム南部採集トビイロウンカ個体群を除いた全アジア地域のトビイロウンカ個体群に対して強度抵抗性であった.
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