Streptomyces coelicolorから4種のgermicidin類を単離し、その胞子発芽抑制活性と胞子内在量を調べた結果、germicidin類は本菌の自己胞子発芽抑制物質として機能していることを明らかにした。しかし、germicidinが最初に単離されたS.viridochromogenesの自己胞子発芽抑制物質を再検討したところ、主要な活性物質はgermicidinではない酢酸エチル可溶性の中性物質であることを発見した。また、S.griseusも類似の阻害物質を生産していることを見いだした。
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