研究概要 |
健康教育の効果に関して新たな酸化分子マーカーを用いた研究を行った.血清diacron reactive oxygen metabolitesは酸化ストレス度を意味し,メタボリックシンドロームの減量や喫煙に対する禁煙支援に際して,これらの関連疾病の発症の上流を捉えた介入効果を反映し得る指標である.酸化LDLについては,一般健診検査に追加して活用すれば,一般健診脂質指標に比べて,生活習慣と生体内の動脈硬化の発生環境との関連を,より鋭敏にかつ包括的に推定し得る.一連の成果は,健康教育の評価指標を含めた体系に新展開をもたらす可能性を持つ.
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