研究課題
基盤研究(C)
糖の代謝産物であるカルボニル物質の代表であるメチルグリオキサールの経口投与はラットにおいて食塩感受性高血圧、インスリン抵抗性および腎障害を呈し、慢性腎臓病の病態に関与することが示された。これらのメカニズムには酸化/カルボニルストレスが関与し、腎臓においては腎髄質血流を減らし、腎虚血を呈する可能性が示唆された。腎酸化ストレス活性化機序にはNAD(P)Hoxidaseの活性化の他、腎髄質尿細管の酸素代謝とミトコンドリアの電子伝達系を介したミトコンドリア酸化ストレスが関与すると考えられた。
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