研究課題
基盤研究(C)
過大侵襲時の重症感染症・臓器不全発症機序を明らかにする目的で、肝胆膵外科周術期における免疫抑制機序を解析した。(1)肝胆膵術後の合併症には多様な因子が関与するが、HTX術後臓器不全ではDAMPsが、PD術後感染では膵外分泌機能が重要な因子と考えられた。(2)感染例のPBMCにおけるP2X7やT-bet/GATA-3比の術直後の低下は感染防御能の低下を示唆した。(3)感染例のPBMCにおける術後3日以降のTLRs発現増強は起因菌の排除に関与していると考えられた。以上の結果より、術後合併症発症におけるDAMPsおよびPAMPsシグナルの重要性が示唆された。
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