研究概要 |
胎生期ラット頭蓋冠を用いて、培養条件下における骨基質の石灰化過程について検討し生理的石灰化の進行を再現する実験系を確立することを目的とした。胎生18日齢のラット頭蓋冠を規格化して摘出し、1,3,5日間器官培養した。培養後、頭蓋冠に含まれるCaを定量した。また組織切片を作製し、von Kossa 染色およびHE染色で検討した。さらに隣接切片をSEM-EDXで分析し、骨組織局所の相対的なCa,P,O元素濃度を定量した。胎生18日齢頭蓋冠を用いて、骨基質の石灰化進行を培養条件下で再現できることが示された。
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